管理栄養士の合格率

管理栄養士になるためには、国家試験を受験し合格しなければいけません。

管理栄養士になるためには誰もが通る道ですが、国家試験と聞くとなんだか難しそうに見えますよね。

実際には毎年何人くらいの人が国家試験に受験し合格しているのでしょうか?

合格率の内訳など詳しく説明していきます。

管理栄養士の合格率

管理栄養士の国家試験って?

管理栄養士になるためには、必ず受験しなければいけない「国家試験」

この試験に受験をした後、合格して晴れて管理栄養士という資格を取得することができます。

国家資格というだけあって、試験内容は学校のテストのように簡易的なものではありません。

国家試験を受験するためには「管理栄養士の受験資格」を持っていることが前提になります。

管理栄養士の資格取得方法や国家試験の出題科目など詳しく知りたい方は、管理栄養士の資格についてを見てくださいね。

管理栄養士の資格を取得するための試験

国家試験は、管理栄養士の資格を取得するための試験です。

この試験を受験し、合格しないことには資格は取得できません。

1回で合格する人もいれば、何度も受験にチャレンジして資格を取得する人もいます。

また年に1回しか試験を受験することができないため、数年かけて合格を目指す人もいます。

合格率はどのくらい?

管理栄養士の国家試験は、受験する年や難易度、国家試験の問題を作る制作員の入れ替わりなどによって、合格率が変動しやすいとも言われています。

2018年度の合格率は60.8%

2018年度の合格率は、60.8%という結果が出ています。 (受験者は17,222名、合格者は10,472名)

一番合格率が低かった、2008年度に比べると約2倍の合格率です。(当時の合格率は29.0%でした。)

昔に比べると国家試験の対策が充実してきていることや、出題傾向が安定してきていることなどが、年々合格率が高まってきている理由かもしれません。

合格率の内訳は?

合格率の内訳には2パターンあり、「新卒」と「既卒」で区別されています。

2018年度は、60.8%の合格率ですが、その中でも「新卒」の合格者は95.8%です。

「既卒」は約40%の合格率という結果が出ています。 ※既卒とは、管理栄養士養成課程を卒業している、または栄養士養成課程を卒業しているものを指す。

新卒の合格率は高い理由は?

2018年度は新卒の合格率は95.8%という結果がわかりましたが、なぜこれだけの高い合格率を出すことができたのでしょうか?

じっくり時間をかけて勉強ができる

新卒者は、既卒者に比べ国家試験の受験時間が多く確保することができるのが大きな特徴です。

学校のカリキュラムによって差はありますが、大学4年生になると単位を取得する授業はすべて終了します。

そして、国家試験対策として毎日のように勉強する時間が設けられ、模試試験なども実施されてる学校もあるようです。

1日8~10時間ほどテスト勉強に時間を費やせるのが新卒の大きな魅力です。

模試を何回も受けることで試験慣れもしやすく、しっかり理解をして試験に臨むことができるので、合格率が高くなりやすい理由といえるでしょう。

大学の国家試験対策を受けることができる

管理栄養士の養成大学は、管理栄養士の合格率を高めるための工夫もたくさんしているので、国家試験の対策も充実しています。

定期的に模試の案内をしてくれたり、テストなども実施してくれます。

また、夏休みや冬休みなどの長期の休みには集中講義として必ず抑えておきたい国家試験の問題などを中心に、集中的に授業をしてくれたりもします。

試験の出題傾向なども把握しているので、その年にあった問題の傾向やこの問題が出題されそうなどの山かけをしてくれる場合があります。

既卒の合格率は低い理由は?

新卒者に比べるとやや合格率が低くなりやすい既卒者ですが、その理由はなぜでしょうか?

仕事と勉強との両立が難しい

既卒者は学校を卒業し仕事をしながら受験勉強をしていることが多く、仕事の後や休日の時間を使って勉強をしています。

1日数時間程度の勉強時間の確保になってしまうということも多く、新卒ほど集中して勉強することも難しくなります。

なかなか自分の時間が確保できない場合もあり、勉強時間が少なく合格率も上がりにくいということが理由として考えられます。

試験の傾向が変わるのでキャッチアップしにくい

国家試験は、過去問の対策だけをしていれば良いわけではありません。

食事摂取基準や食品成分表などが更新されることで、内容の変更が起こる場合があり、その中身をしっかり知る必要があります。

また、試験が作られる年や前年度に流行っていた病気のことや、食中毒の情報なども出題されることがあるため、常に情報のキャッチアップが必要になります。

大学では、先生が授業などで親切に教えてくれる機会がありますが、既卒者はそのような情報をすべて拾うことも難しい場合があります。

1人で勉強するのでわからないことを質問しにくい

既卒者は基本的に1人で勉強することが多く、新卒者のようにわからないことがあれば相談できる相手などがいない場合も多いです。

自分で考えてもわからない問題はたくさんあるので、アドバイスをもらったり解決策を導いてくれる人もいないため、自分で調べたり解決する手段を探さなくてはいけません。

そのため、わからない問題はそのままになってしまう場合も多く、挫折してしまうことも多々あるようです。